肺がん患者さんの去痰は大変!本人も苦しいし、病棟ではこんな対処をしていました

健康な方だったら、何も意識する事なく呼吸をしていますよね。
でも、意識しないとスムーズに呼吸ができない状態というのは、とても不安だし、死をイメージしてしまいます。
肺がんによる呼吸困難というのは、精神的な苦痛も伴うんです。
肺がんなどの肺の疾患があると、痰が異常に多くなったりするんですけど、体力が低下しているので、
自分で痰を出す事が難しくなってしまうんですよね。

 

例えば、健康な方でも、風邪を引いた時など、痰がからんで上手く出せなくて、苦しくなる事があります。
痰が絡むと、呼吸が苦しくなったり、物が上手く食べられなかったり、かなり煩わしいですよね。
肺疾患の患者さんというのは、常にそのような状態なんです。
それに、排痰が上手く出来ないので、すごく苦痛なんですよ。
痰が絡んでいる状態というのは、煩わしいだけではなくて、細菌が増えやすくなるんです。
他の疾患を招いてしまう可能性もあるので、速やかに排痰しなくではいけないんですよね。

 

排痰の方法として吸引がありますよね。
でも、吸引で痰を取るのは簡単なんですけど、患者さんにとっては苦痛を伴ってしまうんです。
だから、吸引で痰を取る事をしなくてもいいように、排痰を促すケアというのはとても大切なんですよ。
去痰薬の内服をしたり、ネブライザーを使ったりしていますね。
中には、痰が出やすい状態になっても、咳払いをして上手に排痰する事ができない患者さんもいるので、
そのような方には、定期的にタッピングを行ってるんです。

 

その他の対処方法として、患者さんが自分で排痰ができるように、指導も行っていますね。
患者さんが苦痛を伴う事なく、痰を出やすくしてあげるというのは、とても大切な事ですよ。